vol.1 巣立ちはしたものの…

ハクセキレイ
ハクセキレイ

鳥のひなが巣を離れて、自分の羽で飛び立っていくことを「巣立ち」といいます。しかし、巣立ちイコール「親離れ」と思っている人が意外に多いのではないでしょうか。

写真A:若鳥(右)に虫を与えるハクセキレイの親鳥
写真A:若鳥(右)に虫を与えるハクセキレイの親鳥

実は多くの鳥のひなが、巣立ってから数週間ほど親から餌をもらわないと生きていけません。つまり、完全には自立していないのです。


写真Aはハクセキレイの親子。左が親、右が巣立ったばかりのひなです。ひなはすでに飛ぶことができるものの、採餌は無理。親が虫などを運んできてくれるのを、熱く焼けた川岸のコンクリートの上でへたりながら待ち続けていました。

電線に止まる子どもたちに食べ物を運ぶツバメ
電線に止まる子どもたちに食べ物を運ぶツバメ

写真Bは電線に止まっているひな達の元へ飛んできたツバメの親です。ツバメのひなは尾が短いのですぐに見分けがつきます。電線は、ツバメに限らず都市に生きる鳥たちにとって格好の止まり木。

 

同じように親が若鳥に食べ物を与えている光景は、スズメやシジュウカラ、カワセミなどでも目にすることができます。

 

街中で急いで飛んでいる小鳥の姿を見かけたら、少しだけ足を止めてかれらの行方を追ってみてください。厳しい環境の中で、鳥達が命をつなぐ光景に出会えるかもしれません。

Written by ゴサギ


 

※都市に生きる鳥たちの姿を見たい人はコチラで

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街のサギですが、何か?

ゴサギ:関東(主に千葉と東京)を中心に、市街地や公園で身近な鳥の写真を撮影している「トリ撮りすと」。