vol.3 サギとの距離感

コサギ
コサギ

都市で目にすることのできる鳥の中で、サギは最大のものです。一口にサギと行っても大きさや姿かたちは多様。人との距離感もさまざまです。


分類学上はコウノトリ目サギ科に属し、日本には20種ほどが生息しています。漢字では「鷺」と書き、古くから多くの画家たちが花鳥画の題材として取り上げてきました。

 

コサギ
写真A:食べ物を探すコサギ
ダイサギ
写真B:ザリガニを捕食したダイサギ
アオサギ
写真C:アオサギの飛翔

最もよく見かけるのが、一般に「白鷺」と呼ばれるコサギ(写真A)とダイサギ(写真B)です。嘴が少し短いチュウサギという仲間もいます。郊外や農地では、大型のアオサギ(写真C)のほか、ゴイサギ(写真D)やアマサギ(写真E)などに出会うこともあります。


ゴイサギ
写真D:魚が来るのを待つゴイサギ

写真を撮る立場から言うと、サギもほかの野鳥と同じく遠くから撮影するのが鉄則です。そもそも近づきすぎたら飛び立ってしまいますし。でも、コサギの場合はこの距離感がぐっと縮まり、かなり近づいても逃げずに食べ物を探したり佇んだりしています。かといってハトのように人に寄ってくることは決してなく、野鳥モデルとしては最高です。

アマサギ
写真E:飛び立つアマサギ

いわゆる多自然型の川づくりが都市部でもっと進めば、サギたちが空を舞い、魚介をついばむ光景を見る機会も増えるでしょう。大型のサギがつくるコロニー周辺でフン害が起きる例もありますが、都市化に精一杯順応しながら子育てをするかれらを脅かさない距離感で見守ってほしいものです。

Written by ゴサギ


 

※都市に生きる鳥たちの姿を見たい人はコチラで

 ↓ 

街のサギですが、何か?

ゴサギ:関東(主に千葉と東京)を中心に、市街地や公園で身近な鳥の写真を撮影している「トリ撮りすと」。