諫早湾干拓関係訴訟はさらなる長期化が懸念

農水省「諫早湾干拓地営農のしおり」
農水省「諫早湾干拓地営農のしおり」より

佐賀・長崎両県の漁業者が、国に対して潮受け堤防の水門即時開門を求めた訴訟の控訴審で、福岡高裁は9月7日、開門請求を退けた。これを受けて林芳正農林水産大臣は8日、関連する訴訟について最高裁としての判断を得ていく必要があるという認識を示した。

 

国営諫早湾干拓事業をめぐって福岡高裁は、開門請求を退けた今回の判決と、国に開門を命じた2010年確定判決の相反する判断を示している。また、同確定判決の執行力の排除を求める請求異議訴訟がある。


さらに、諫早湾干拓地の営農者らが開門差し止めを求める訴訟が、長崎地裁で係争中である。林農相が司法の統一的な判断を求める考えを示したことで、諫早湾干拓関係訴訟はさらなる長期化が懸念される。