白熱灯にトップランナー基準、蛍光灯については触れず

安倍総理は、来年度にトップランナー制度を白熱灯(白熱電球)に適用すると表明。省エネ基準に満たない白熱電球が使用できなくなる公算が高まった。一方、焦点だった蛍光灯については具体的な言及がなかった。

11月26日に総理大臣官邸で開催された、第3回「未来投資に向けた官民対話」で首相が表明したもの。


トップランナー制度は、省エネの基準をそれぞれの機器の中で最も優れたもの以上にする仕組みだ。これが白熱電球に適用されれば、製造や輸入が事実上できなくなる。順次、高効率なLEDへ置き換わっていくこととなる。


同会合ではこのほかに、以下の方針が示された。

・製造業向けのトップランナー制度を本年度中に流通・サービス業へ拡大し、3年以内に全産業のエネルギー消費の7割に拡大

・地域での省エネ診断など、中小企業の省エネを支援

・住宅の省エネを促進。2020年までに、ハウスメーカー等の新築戸建の過半数をネット・ゼロ・エネルギー・ハウス化するとともに、省エネ・リフォームを倍増

・節電のインセンティブを抜本的に高める

・家庭の太陽光発電やIoT(モノのインターネット)を活用し、節電した電力量を売買できる「ネガワット取引市場」を2017年までに創設

・来年度中に事業者間の取引ルールを策定し、エネルギー機器を遠隔制御するための通信規格を整備